お知らせ
2021/09/12
斜角筋症候群とは、首に位置し前壁となる前斜角筋筋と後壁となる中斜角筋と底面にある第一肋骨で構成されるトンネルが狭まる事により、その隙間を通る腕神経叢、鎖骨下動脈を圧迫してしまい、肩から腕にかけて痺れや力が入りにくかったり冷感などを呈してしまう疾患です。
猫背等の不良姿勢や日常的に重い物を持つ事が多い等の負荷はもちろん、呼吸を補助している筋肉なので呼吸の質も関わっていきます。
こうした要素により前斜角筋と中斜角筋の緊張が強くなるとトンネルの隙間が狭まり、また底面にある第一肋骨にも両筋が付着していますので引っ張り上げる事により第一肋骨を引き上げ更に神経、動脈の通路が狭まります。
頚椎ヘルニア等他の疾患でも同様の症状が出る事があるので鑑別する事が重要ですが、自身の鎖骨上窩と呼ばれる部分の斜角筋部を押して腕にかけて放散する痛みや痺れなどが出る場合や日常生活で不良姿勢が続き首肩周りの緊張が強く腕にかけて痛み、痺れがある方等は斜角筋にも問題がある可能性もあるので日常的に首肩にかかる負担を減らしたり姿勢を見直したりし、積極的に首肩周りを温めたりストレッチしていきましょう!